オフショア開発だけでなく、ウェブアプリケーションやスマートフォンアプリケーションを使ったサービス開発では、失敗することも少なくありません。
なぜなら、パソコンやスマートフォンのサービスはユーザーの顔が見え辛いため、顧客のニーズを把握することが簡単ではない為です。
目次
小さく成功を積み重ね、早く失敗する
新規ウェブサービスなどアプリケーションを作成する場合、一度に全ての機能が備わったアプリケーションを作成すると様々な問題が生じます。
そこで、新規アプリケーション開発では、機能を細かく分けて、顧客に求められる機能やサービスを一つずつ開発し、小さな成功を積み重ねる方法を用います。
一つづつ正解を積み重ねる
顧客のニーズが把握することが難しい為、アプリケーションを顧客のニーズに合わせることは簡単ではありません。その為、サービス提供者が思い描いた機能を全て備えたアプリケーションを作成すると顧客の欲しい機能と違ったアプリケーションが出来上がる可能性があります。
もちろん、サービス提供者は、その業界に精通していることが多く、顧客の求めるものを把握しているかもしれません。そうであったとしても、新規にアプリケーションを作成する場合は、顧客の体験は想像よりも異なります。
顧客と向き合いながら、サービスを作り上げていくためには、一つづつ確認しながら、正解を積み重ねていくしかありません。
この方法は、最近話題のリーンスタートアップやグロースハックといった手法につながります。
開発はお金と時間がかかる
顧客のニーズを把握する以外にも、正解を積み重ねることには、もうひとつ理由があります。
それは開発には時間とお金がかかるということです。
一つの機能を追加するにも、大きさや複雑さにもよりますが、それなりのコストがかかります。
無駄な機能を作り上げる間違いを極力減らすことがコスト削減には大切です。
小さく失敗する
追加した機能が、正解ばかりとは限りません。
失敗することも多々あります。
大きな機能を追加するには、大きな時間とコストがかかります。
失敗するならこの時間とコストをなるべくなら少なくしたいと思うのは当然です。まず小さな機能追加で試して、反応を見てから大きな機能追加をすることで大きな失敗を避けることができます。
MVPを作る
このように新規サービスでは、機能をできるだけ分類し、顧客の反応を見ながらサービス開発を行っていきます。
ではどのように新規サービス作成を始めていけばいいのでしょうか。
まず始めに新規サービス開発ではMVPを作成する手法がよく使われます。
MVPとはMinimum Viable Productの略です。
MVPとは、簡単にいえば、顧客に価値を提供できる最小限の製品や、それを使ったアプローチです。
ウェブサービスなどで、全ての機能を作り上げるのではなく、顧客のニーズの満たすサービスを最小限の機能を持って作り上げます。
例えば、ユーチューブのような動画プラットフォームサービスを例にすると、投稿する機能は作らずに視聴する機能だけをアプリケーションで作成するイメージです。
このMVPを使ったリーンスタートアップを説明する有名な画像があります。
このように、機能を全て追加して、顧客に提供するのではなく、機能追加ごとに作成し、顧客の反応を見ます。
まとめ
不確定要素が強い新サービスは、小さな成功と早い失敗を繰り返して、顧客のニーズを満たす素晴らしいプロダクトへと成長します。
このような手法を繰り返し、なるべく無駄のない開発を行う必要があります。
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