以前ツイッターでオフショア開発で失敗したプロジェクトのフォローをした方のツイートを拝見しました。
ベトナムの人を10人雇って1ヶ月でサーバ512台のインフラ設定を頼んでたらしいんだけど、1ヶ月半かけて、1台も設定が終わってなかったw
午後にPLから泣き付かれたんで自動設定ツール作って半日で設定が終わったけど、なんだか腑に落ちない。他所の所管だから詳しくはわからんけどさ。— うさぎランプ (@usa_lamp) 2019年7月3日
少しツイッター上でやり取りを行いましたが、こちらプロジェクトではどのような対策をすれば未然に防げたのでしょうか。
プロジェクト内容は、サーバーの設定、このツイートからは読み取れませんが、何かしらのサーバーのインフラ設定を行うプロジェクトのようです。
自動設定ツールを作ってフォローアップをしたとのことですから、512台のサーバーは同じような構造のインフラを用意するプロジェクトでしょう。
一台も終わっていなかったことに何か闇がありそうです。
目次
対策
短期間ごとの報告と成果検証
1ヶ月半後にいきなり一台も終わっていなかった。1ヶ月半近くも報告や成果報告がされていなかったのでしょうか。
最悪、虚偽の報告がされていた場合も、成果物を確認すれば見抜けます。
今回のケースで言えば、まずは最初の一台が出来た時に報告を受ける必要があります。
設定方法が間違っていないか。ドキュメントは正しいか。動作は正常か。
1台が出来た時に、報告を受けて確認をすることで大きな失敗は防げます。
技術検証
512台のサーバー設定を行うプロジェクトで、外注先の開発会社に設定を行う技術力があるか確認する必要があります。
そのため、同じような設定を行うのであれば、まず1台を設定してもらう依頼をして、まずは開発会社の技術力を確かめると良いです。
設定方法の予測
サーバーの設定台数が多いからと言って、大勢のプログラマーが必要とは限りません。
ツイート主の方が自動設定ツールで半日で終わらせたように、自動化する部分があれば、大幅に工数が減らせます。
発注側もどのような設定方法でどれくらいのコストがかかるか予想できなければ、違和感になかなか気づくことができません。
発注する前に専門スキルがある方に相談することが大切です。
契約
あらかじめ成果物に関して取り決めを契約の中に入れておく必要があります。
ベトナムの会社との取引に慣れていない場合、どのようにしたらいいのかわからないケースも多いかもしれません。
考えられるケースを全て契約書に記載して、成果物に対する費用の取り決めをしておく必要があります。
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